Googleスライドで画像の背景を削除する方法|人物をきれいに切り抜くコツ

スライド資料を作るときに、人物写真や商品画像の背景がごちゃごちゃして見づらいと感じたことはありませんか?背景が整理されていないと、資料全体がぼやけて見え、伝えたい内容が伝わりにくくなることがあります。
たとえば、社員紹介の人物写真や商品画像の後ろに余計な情報が写り込んでいると、それだけでスライドが雑然とした印象になりがちです。そんなときは、背景を削除して被写体だけを見せるだけでも、見やすさがぐっと変わります。
ただし、誰でもすぐ使えるわけではありません。Google公式ヘルプでは、この機能は対象となる Google Workspace または Google One AI Premium のサブスクリプションが必要と案内されています。つまり、まず確認したいのは「自分のアカウントで背景削除機能が使えるかどうか」です。
そこで本記事では、最初に「自分の環境で使えるかどうか」の確認方法を整理したうえで、
- Googleスライド標準機能として使える人 → そのまま使う手順
- 使えない人 → remove.bg・Figmaなど外部ツールを使う方法
という流れで、初心者向けにわかりやすく解説します。
この記事を読めば、まずはGoogleスライド標準機能を試しつつ、うまくいかないときは外部ツールも使い分けながら、より整ったスライド資料を作れるようになります。
そもそも「背景削除」とは?
背景削除の目的と効果
背景削除とは、画像から被写体(人・モノ)だけを残して、不要な背景を取り除く操作のことです。
これにより、スライド上で主題がはっきりと際立ち、視覚的なノイズを減らすことができます。
特にビジネス資料では、人物写真や製品画像を背景のない形で配置すると、「伝えたい情報を強調する」というデザイン上の効果が得られます。
例えば、社員紹介スライドで背景を透過すれば、人物写真がレイアウトになじみやすくなり、全体をすっきり整えやすくなります。

提案資料の商品紹介では、商品だけを切り抜いて見せることで、視線を主役に集めやすくなります。背景削除は見た目を整えるだけでなく、情報の優先順位をわかりやすくするための工夫でもあります。

Googleスライドの背景削除機能はどうなっている?
2024年3月に案内、2025年5月に多言語対応が拡大

Googleスライドの画像背景削除機能は、比較的新しい機能です。
Googleは2024年3月8日に、Googleスライド上の画像背景を削除できる機能を案内しました。
その後、2025年5月30日には、この機能が英語以外を含む20以上の言語で利用できるようになったことも発表されています。
現在は日本語版のGoogleスライドでも利用できることを確認できています。
引用:「Google ドキュメント エディタ ヘルプ」
https://support.google.com/docs/answer/14665097?hl=ja
Google 図形描画、Google スライド、Google Vids で画像の背景を削除する
重要: この機能を使用するには、対象となる Google Workspace または Google One AI プレミアムのサブスクリプションが必要です。Google 図形描画、Google スライド、Google Vids のどの画像からも、背景を削除できます。
画像の背景を削除する
重要: Google Vids の生成 AI 機能(「動画作成サポート」や画像の背景削除など)は、現時点では英語でのみご利用いただけます。※以下略
ただし、無料版では使えず、対象プランが必要
一方で、この機能は誰でも同じように使えるわけではありません。利用には対象となる Google Workspace または Google One AI Premium のサブスクリプションが必要です。
自分が対象プランに入っているかを確認することが大切です。背景削除機能が表示されない場合は、不具合ではなく、契約プランの違いが原因の可能性があります。
まず確認したい|自分の環境で背景削除は使える?
最初に確認したいのは、自分のアカウントが背景削除機能の対象かどうかです。
対象となる Google Workspace や Google One AI Premium を利用している場合は、Googleスライド上で背景削除機能が使えることがあります。
確認方法はシンプルです。
- Googleスライドに画像を挿入する
- 画像をクリックして選択する
- 右クリックで「背景を削除」が表示されるか確認する

ここで「背景を削除」が表示されれば、Googleスライド標準機能が使える可能性が高いです。
反対に表示されない場合は、無料版アカウントである、または契約プランが対象外である可能性があります。
迷ったときは、まず該当画像を選択したうえで右クリックし、メニュー内に「背景を削除」と表示があるかどうかを確認してみると整理しやすいです。
Googleスライド標準機能が使える人の手順
最初に試したいのは、Googleスライド標準機能です。
画像を選択したときに「画像を編集」や「背景を削除」といった項目が表示される場合は、そのままスライド上で作業を進められます。
基本の流れは次のとおりです。
- Googleスライドに画像を挿入する
- 画像をクリックして選択する
- ツールバーの「画像を編集」または右クリックでメニューを開く
- 「背景を削除」をクリックする
- 数秒程度で背景削除が完了します

この方法のよいところは、別ツールを開かずにそのまま資料作成を進められることです。
特に、社内用の資料や簡単なプレゼンであれば、Googleスライドだけで十分なケースもあります。
ただし、画像によっては思ったように切り抜けないこともあります。
その場合は「Googleスライドで背景削除するのは無理だった」と考えるより、画像との相性がよくなかったと考えたほうが自然です。背景削除はツールごとに得意・不得意があるため、気に入らない場合は次の外部ツールも試してみましょう。
外部ツールで背景を削除する方法
ここからは、Googleスライド上で「背景を削除」が表示されない人向けに、実際に使いやすい2つの代表的な方法を紹介します。Googleスライド標準機能が使えない場合はもちろん、使えても仕上がりに満足できない場合に、外部ツールを試してみるのも一つの方法です。
どちらも無料で使え、特別なインストール作業は不要です。
方法①:remove.bgを使う(最も手軽)

remove.bg(https://www.remove.bg/)は、画像をアップロードするだけで自動的に背景を削除してくれるサービスです。
AIが被写体を自動で判定してくれるため、数秒で透過画像を作成できます。
手順は次のとおりです。
- remove.bgを開く(https://www.remove.bg/)
- 背景を消したい画像をアップロード
- 数秒待つと自動的に背景が削除される
- 「ダウンロード」をクリックして透過PNGを保存
- Googleスライドを開き、「挿入」→「画像」→「パソコンからアップロード」を選択
- 保存した透過画像を配置する
この方法なら、画像編集ソフトを使わずに、1分程度で背景を除去して資料に挿入できます。
ビジネス用途では十分な精度があり、社内報告資料や採用スライドなどでも見栄えが良くなります。

方法②:Figmaを使う(デザイン性を重視したい方向け)

Figma(https://www.figma.com/ja-jp/)を使うと、背景削除に加えてデザイン調整も同時に行えます。
プラグインを使用することで背景削除を簡単に行うことが可能です。
Figmaでは背景削除後に、明るさやコントラスト、影の追加などの調整が簡単にできるため、
画像加工の知識がなくてもスライドデザインに合った仕上がりを作れるのが特徴です。
基本の手順:
- Figma(https://www.figma.com/ja-jp/)にログイン、フィアルを開き、画像をアップロード
- 「プラグインとウィジェット」→「Icons8 Background Remover」を検索&実行
- 背景が自動的に削除される
- 必要に応じて明るさや影を調整
- 透過PNGとしてダウンロードし、Googleスライドに挿入
remove.bgよりも細かい調整ができるため、見せ方にこだわりたいプレゼン資料にはFigmaの方が向いています。

背景削除後の画像をきれいになじませるコツ
背景を削除した画像を貼り付けたあと、そのままでは不自然に見えることがあります。以下のような調整を加えると、スライド全体の印象がぐっと洗練されます。
- 透明度を調整する
背景色やテーマカラーとトーンが合わない場合は、透明度を上げて柔らかくなじませましょう。 - 影を追加して立体感を出す
「フォーマットオプション」→「ドロップシャドウ」をオンにして、影の距離やぼかし具合を微調整します。 - 余白と位置を整える
被写体の向きや目線の方向に合わせて余白を確保すると、自然な構図になります。 - 複数の画像を扱う場合はトーンを統一
明るさ・彩度・透明度を揃えると、スライド全体の統一感が出ます。
こうした微調整は数分で済みますが、資料全体の完成度を大きく左右します。


画像の背景削除を使うときの注意点

- 自動削除は万能ではない
被写体と背景の色が似ている場合、輪郭がうまく判定されないことがあります。
この場合は、一つのツールに頼らず、別のツールも試してみる等で対策してみましょう。 - 高解像度画像の扱いに注意
無料版のツールでは出力解像度が制限されることがあります。
大画面プレゼンや印刷用途の場合は、解像度オプションを確認しましょう。 - Googleスライドに挿入後の位置ずれ
スライド上で自動整列が働く場合があります。
必要に応じて「整列」機能をオフにして、位置を微調整してください。
まとめ
Googleスライドの画像背景削除機能は、以前より使いやすくなっており、現在は日本語版のGoogleスライドでも利用できます。
特に、2024年3月8日の機能案内と、2025年5月30日の多言語対応拡大は、押さえておきたいアップデートです。
ただし、ここで重要なのは、無料版アカウントでは使えず、対象となる Google Workspace または Google One AI Premium のサブスクリプションが必要という点です。
そのため、まずは自分の環境で「背景を削除」が表示されるかを確認し、使える人はGoogleスライド標準機能、使えない人はremove.bgやFigmaなどの外部ツールを使う、という流れで考えると迷いにくくなります。
また、背景削除はツールによって得意・不得意があり、同じ画像でも結果が変わることがあります。
Googleスライドで使えても仕上がりが気になる場合は、外部ツールを試して比較してみるのがおすすめです。
