プロクラウドワーカーになるには?いつ認定される?認定を得るためのコツ/戦略とともに1から説明します【2025年最新情報】

目次

プロクラウドワーカーとは?

クラウドワークスにおける「プロクラウドワーカー」とは、同サービスが公式に認定した「高品質な仕事を継続的に提供しているクラウドワーカー」を指します。
認定されることで、プロフィールに専用マークが表示され、クライアントからの信頼性や受注率が飛躍的に向上します。
認定費用などもかからないので、クラウドワークスの利用者はぜひ目指したいですね。

この記事では、認定基準や、プロクラウドワーカーになる方法、プロクラウドワーカーになるとどういうメリットがあるのかについて解説してきます。

(引用:クラウドワークス公式HP)

プロクラウドワーカーのメリット

4つのメリット

プロクラウドワーカーに認定されると、以下のような大きなメリットがあります。

  • 信頼性の向上:プロフィールに専用マークがつき、提案の通過率が上がる
  • 露出増加:クラウドワークスの専用紹介ページに掲載される
  • 案件の優先紹介:高単価や大手企業の案件が届きやすくなる
  • アピール強化:クラウドワークスのメルマガ等で紹介されることも

プロクラウドワーカーの認定は「クラウドワークス内でのブランディング」に直結します。

プロフィールに専用マークがつくことで、募集案件への応募時、他の候補者との差別化になります。マークがあることで一目で「実績のある人」と認識され、応募通過率が格段に上がります。

専用マークがつくことで優先的に依頼されやすくなる

筆者も実際にクラウドワークスにてお仕事を募集する事がありますが、応募者の選別を行う際、このマークがある方の提案文を優先的にピックアップする実感があります。その理由は上述の通り「ひと目で凄さが伝わる」から、つまり多くの提案分の中で一際目立つからです。

お仕事の募集する側の気持ちに立って考えてみるとわかりやすいです。募集をかけると、多くの方から応募の提案文が送られてきます。提案文を数十人と見て、マッチする方を選別する作業は、想像よりも大変です。

その中で「プロクラウドワーカー」のマークが有るとどうでしょう。実績の有無がひと目見て分かるこのマークは、発注者に安心感を与え、この人に任せようと直感的に思います。発注者は数多くの提案分の中から、そのマークの付いている提案文を優先的に確認、条件面に問題なければそのまま発注するという流れで依頼が決まります。

発注者からみた応募者一覧。数十件と並ぶ提案分の中で専用マークが目立って見えることがわかります


このように、専用マークがあることでクライアントにもメリットがあります。

月間契約額&契約単価が大幅アップ!!

クラウドワークス公式の発表によると実際に受注率と売上に大きな影響があることがわかります。

  • 月間契約額:一ヶ月における契約金額が平均で19%UPします
  • 契約単価:一回あたりの契約単価が平均で42%UPします
(引用:クラウドワークス公式HP)

このように認定マークのメリットは実際の数字に表れており、単に専用マークがもらえるだけ、目立つだけではないことがわかります。売上に直結する認定です。

さらなる受注/売上アップを目指すためにもプロクラウドワーカーになることは非常に大きな役割を果たすことになるでしょう。

プロクラウドワーカーの認定基準

ではここからは、具体的な認定基準を見ていきましょう。
プロクラウドワーカーになるためには、以下の6項目全てが一定水準以上であることが必要です。

  • 納品完了率:過去1年間で90%以上
  • 総合評価:過去累計で4.8以上
  • 獲得報酬額:過去1年間で月間200位以内に1回以上ランクイン
  • スカウト数:過去1年間で5回以上
  • コミュニケーション評価:過去累計で4.8以上
  • プロフィール&自己PR:過去1年間で入力済み

①納品完了率や⑥プロフィール&自己PRの入力などはそれほど難しいものではありませんね。

一方で、②総合評価や③獲得報酬額などは、継続的な稼働とクライアントからの高評価が必要なので一朝一夕で得られるものではありません。

焦らず、できることからコツコツ取り組むことが大切です。

認定までのプロセス

審査の時期

認定審査は3ヶ月ごとに行われ、結果は審査月の月末までにメールで通知されます。
通知がない場合は、残念ながら今回は認定されなかった可能性があります。

公式に「何月に審査・認定を行う」と公表されてはないものの、自主的に発信をされているワーカーの情報を参照する限りでは、現在審査が行われているのは「4月」「7月」「10月」「1月」の年4回行われていると思われます。

認定可否の確認方法

審査結果は「認定を受けた方のみ」にメールが送られてきます。メール送付の日程についても公にはされてませんが、審査を行う月(4/7/10/1月)の初週(目安~6日)までに送られてくることが多いようです。

(参考)メール文内容

おめでとうございます!

「プロクラウドワーカー」の定期認定審査を行った結果、〇〇〇〇様が2025年4月度審査で、「プロクラウドワーカーに」認定されましたことをお知らせいたします。

  • 前回の認定結果:認定なし
  • 今回の認定結果:プロクラウドワーカー

今後もクラウドワークスにてさらなるご活躍をお祈りしております。

認定の取り消し

審査のたびに認定を継続するか、剥奪されるか再度審査されます。前述の審査基準を満たせない場合はプロクラウドワーカーの方はその認定を取り消しされることになります。

プロクラウドワーカーになるためのポイント

次に、プロクラウドワーカーになるために抑えるべきポイントを見ていきましょう。
先ほどご紹介したとおり、認定を受けるには6つの基準をすべて満たす必要があります。

その中でも、特にハードルが高く感じられるのが ②~⑤の項目です。
これらをまとめると、次の3つに集約できます。

  1. 高評価を得る
  2. スカウトを増やす
  3. 報酬額をアップする

まずはこの3つの要素について、それぞれどのように対策すべきかポイントを抑えていきます。

1.高評価を得るためのポイント

  • 納期厳守&高品質な納品
  • クライアントとの丁寧なコミュニケーション

納期を守ること、そして相手の意図を汲み取った丁寧な仕事が重要です。
納品物の品質だけでなく、コミュニケーションのスムーズさも評価に大きく影響します。

コミュニケーション評価は特にスキルが必要なことではありません。なるべく素早い返信を心がけることが大事です。

2.スカウトを増やすプロフィールの書き方

  • スキル・実績・自己PRを具体的に
  • 過去の制作物やポートフォリオを掲載

プロフィールの内容を充実させ、専門性や過去の実績を具体的に記載しましょう。
クライアントが「この人にお願いしたい」と思える魅せ方を意識することがカギです。

視覚的に訴えかける資料などをあらかじめ用意しておき、プロフィール欄に設置しておくとよいでしょう。
文章を読むだけでなく視覚的に自信の経歴を伝えることができるため印象に残りやすく、また担当者も経歴確認の時間を短縮できるメリットがあります。

資料の作成には注意も必要です。ダサく、わかりにくい資料の場合はかえって悪印象を与えかねません。場合によっては専門の業者に作成を依頼することも検討しましょう。

3.報酬額アップ戦略

  • 専門分野に特化
  • 継続取引を狙った信頼構築

単価の高い案件にチャレンジするためには、得意分野を明確に打ち出すことが効果的です。
また、継続案件を獲得すれば、単発よりも効率的に報酬を伸ばすことができます。

プロクラウドワーカーになるための具体的な施策

それでは上記の3つの要素について、具体的にどのように対策すべきでしょうか?全職種対応、今スグできる対応策をご紹介します。もしまだ試していない施策があればぜひ取り組んでみてください。

提案文はテンプレ丸投げNG:案件ごとにカスタマイズする

提案文(応募時のメッセージ)は単なる応募ボタンではなく強力な営業ツールです。にもかかわらず、多くの人が汎用テンプレートをコピペして送りがちです。それではクライアントの心に響かず、印象にも残りません。提案文で他者と差をつけるには、応募先ごとに内容をカスタマイズすることが不可欠です。

カスタマイズ提案のポイント

  • テンプレートはあくまで雛形:
    テンプレ自体は効率化に役立ちますが、そのまま使い回すのは逆効果です。応募先ごとに具体的な内容を盛り込みましょう。
  • 案件内容にしっかり目を通す:
    募集要項を熟読し、クライアントの狙いや要望を正確に把握。「あなたのニーズを理解していますよ」と伝える文章にすることが大切です。
  • コピペ感を排除する:
    汎用的すぎる表現や他案件名のままになっているミスは厳禁。応募ごとに一手間かけて内容を調整しましょう。

募集要件を満たさなくても誠実さと意欲でカバーする

応募したい案件に自分の経験やスキルが足りない部分があっても、あきらめる必要はありません。提案文で誠実さと強い意欲を示すことで、条件不足を補って受注につなげることも十分可能です。

要件を満たさない場合の対応ポイント

  • 不足スキル・経験の代替要素を示す
    類似する技術経験や成果を具体的に伝えましょう。
  • 努力中・学習中であることを示す
    不足を埋めるために行動している旨を伝える。
  • 誠実であること(絶対に嘘をつかない)
    経歴詐称は厳禁。信頼関係が第一です。
  • ネガティブワードを避け前向きな表現に
    自信なさげな表現は不安を与えるので避ける。
  • 熱意と謙虚さを両立させる
    挑戦したい気持ちと真摯な姿勢を両立して伝える。

募集要件に「PowerPointを持っていること(なるべく365の最新が望ましい)」と記載があるが、自身は365の契約はなく、2019バージョンしかない場合

回答例
「365ではございませんが、PowerPoint2019を所持しており、扱いには慣れております。」と回答する

募集要件に「医療系スマホアプリの開発案件、 必須スキル:Javaの実務経験5年」と記載があるが自身は3年の実績のみの場合

回答例
「実務経験は3年と要件に満たないですが、本案件のような他社で関連のアプリの詳細設計~開発、テストの工程を一通り経験しております。医療に関する知見を持ち、その点で、ユーザー目線での開発を進めることが可能です。またキャッチアップに対する熱意は強く、自身でアプリ開発を行うなど継続的な学習を進めているため、実務経験の不足分は十分補えると考えております。」

クライアント視点で魅せるポートフォリオの工夫

ポートフォリオの見せ方ひとつで、提案の印象や受注率は大きく変わります。クライアント(発注者)が見やすく、実績を把握しやすいと思えるような工夫を行いましょう。

  • 応募時に必ずポートフォリオを提示する
    提案メッセージ内で作品を見せることで印象が強まります。
  • 形式は相手の手間がかからないものを
    Googleドライブ共有、PDF、画像、URL など。すぐ見られる形式で提示することがおすすめです。
  • クライアントの指示に従う
    指定があれば必ずその形式・内容で提出。
  • 内容は案件に関連するものを厳選
    ジャンルやテイストが近い作品を選ぶ。
  • ファイル形式の工夫(PPT・AIなど)
    要件に合った形式で柔軟に対応。
  • 盗用リスクへの備え
    透かしや低解像度版を使うなど、バランスの取れた自衛を。

例えば
・特に使用ツールに言及がない場合は、いつも通りポートフォリを送る(ポートフォリオサイトのURLなど)
・チラシ作成の場合、例えば要件に「.ai」形式での納品とある場合、URLでの共有ではなく、「.ai」データを添付して送る。
・スライド作成の場合、例えば要件に「.ppt」形式で納品とある場合、URLではなく「.ppt」データを添付して送る。
・アプリ開発の場合、単に公開済みURLを共有するのではなく、ソースコードの確認できる情報なども一緒に送る。

このように募集内容ごとに作品/ポートフォリオの送付にも工夫する意識を心がけることで、クライアントの信頼を勝ち取ることができます。

提案資料を添えて視覚的に訴求するメリット

提案段階でスライド資料や成果物の一部を添えると、他応募者と差別化しやすくなります。

提案スライド(提案資料)は自身の実績、スキル、過去作品をビジュアルを通して相手に訴えかける強力な手段です。提案文とともにスライド資料を送ることで印象を強化。提案時は文章のみで提案するワーカーが多いため差別化になり、選ばれやすくなります。

  • スライド資料でプロらしさを演出
    プレゼン形式でサービス紹介や課題解決案を伝える。
  • 視覚情報で伝わる安心感
    「見ればわかる」信頼感を与える。
  • 時間と労力の投資効果を考える
    重要案件を選び、資料で勝負すれば効果絶大。
  • 資料の内容は「相手本位」で:
    自己満足にならず、相手にとって必要な情報を簡潔に。

提案文に悩む人への実践アドバイスとマインドセット

  • 強敵ばかりと思わないこと
    ほとんどの応募はコピペかズレた内容。真剣な提案だけで上位に入れます。
  • 数打って経験値を積む
    まずは量。30件に1件通ればOK。小規模案件でもやれば上達しますし、規模が大きくても小さくても実績が1つ増えるのでクライアントからの見え方が変わります。
  • 実績ゼロでもポートフォリオは作れる
    架空の案件を想定して、作品を作ってみましょう。ライターの場合は自己紹介記事などでもないよりは評価されます。
  • 提案文=相手の不安を取り除くもの
    経歴よりも「この人なら任せられる」と思わせる安心感が重要。募集条件や内容に寄り添った文章を書くことで「安心してコミュニケーションを取れる人」という印象を掴むことが可能です。スキルよりもコミュニケーションを取れることに重きを置くクライアントもいるので、スキルに自信がない方は特に気にかけましょう。
  • 最初は利益より信頼を優先する
    実績や評価を増やすことがプロへの近道です。低単価でも実績を積んでいくことで、クライアントは歴戦の猛者に見えるものです。小さな実績を着実に積んで、大きな案件獲得につなげていきましょう。
  • 自信を持って堂々と
    謙虚でも遠慮しすぎない。自分を信じて、丁寧かつ積極的にアピールしましょう。

よくある質問(FAQ)

各項目が基準を満たしているかどこで確認できますか?

マイページから「実績」や「評価」などのステータスをチェックできます。ただし、報酬額のランキングは非公表のため、どの段階で達成できたかどうかは今のところ確認方法はありません。

いつまでに審査結果の連絡が来ますか?来ない場合は落選ですか?

認定月の月末までにメールで連絡があります。審査を行う月(4/7/10/1月)の初週(目安~6日)までに送られてくることが多いようです。連絡が来ない=今回は不認定の可能性があります。

まとめ

プロクラウドワーカーになるために最も重要なのは、クライアントから信頼される実績と、それをわかりやすく伝える手段を持つことです。

  • プロフィールと自己PRで信頼を築く
  • 高品質な営業資料で差をつけ、受注につなげる
  • 受注したら高評価がもらえるように丁寧に仕事をする

提案資料に自身のない方は、ぜひ当社のスライド資料作成サービスを活用し、まずは提案の質から変えてみてください。
そして、プロクラウドワーカーとして、継続的な受注と売上アップを目指しましょう!

営業資料作成代行サービスの活用法

受注率を高めるには、営業資料(提案資料・実績紹介資料など)の質も非常に重要です。
いくら制作物の質が高くても、クライアントに伝わらなければあなたに仕事を頼みたいと思ってもらうことはできません。

とはいえ「営業資料の作成が苦手」「時間がない」という方は、外部に頼んでみるのも一つの手です。

  • 見やすく・伝わるデザイン
  • 実績に基づく説得力のある構成
  • 忙しいあなたに代わって提案資料を整備

営業資料を整えることで、提案時の印象が大きく変わり、結果的に受注を増やすことが可能です。
そこから報酬アップ → 認定基準クリア → プロクラウドワーカーへの近道にもつながります!

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